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危険な公衆無線LANの見分け方と対処法

セブンスポットやLAWSON Wi-Fi、Famima Wi-Fiなどいわゆる「公衆無線LAN」は至るところにあります。出先で、出張先でちょっと利用するのにとても便利なものですが、公衆無線LANを安易に接続するのはおすすめしません。

公衆無線LANの中にはセキュリティ対策が不十分なものも。また、悪意ある第三者が、犯罪行為のために設置しているものもあります。万が一、仕事用のコンピュータ、携帯端末がウイルス感染や不正アクセスに遭ったら大問題です。

そこで、今回は危険な公衆無線LANの見分け方と、基本的なセキュリティ対策についてご説明しましょう。

▶︎目次

1.公衆無線LANのセキュリティ対策

2020年の東京オリンピックに向けて、公衆無線LANはさらに増えると予想されます。便利になる反面、サイバー攻撃の入り口が増えることに。公衆無線LANは利用しないのが安心ですが、利用するのならセキュリティ対策を意識しましょう。

知らない無線LANは利用しない

公衆無線LANを利用するのであれば、誰しもが知っている確かな提供先のもののみを利用してください。例えば、セブンスポットやLAWSON Wi-Fi、Famima Wi-Fiなど。「知らない名前のアクセスポイントは使わない」のが鉄則です。

公衆無線LANに接続するとき、認証前に「SSID(アクセスポイントの識別名)」が表示されます。管理されたアクセススポットであれば適切な識別名が設定されているはず。設定されていない「野良スポット」はすべて危険と言えます。

セキュリティ強度の強いものを選ぶ

公衆無線LANによって通信方式(セキュリティ強度)には差があります。コンピュータであれば「ネットワーク」、携帯端末であれば「Wi-Fi設定」からアクセスポイントのセキュリティ強度を確認することが。「WPA2」や「WPA3」が安心です。

WPA2やWPA3は比較的新しいセキュリティ方式なため、通常よりもセキュリティ強度は高めに。反対に、「WPA」は初期のセキュリティ方式なので危険です。よく知らない方式もリスクが高いので、基本的に接続するべきではありません。

公衆用(パブリック)の設定にする

コンピュータから公衆無線LANに接続するときは、「ファイアウォール」の設定を公衆用に変更しましょう。ネットワーク共有を無効にしたり、通信範囲を制限したりなど。公衆無線LANは誰でも電波を拾えるだけに、盗聴のリスクがあるのです。

ちなみに、携帯端末であれば「FFRI安心アプリチェッカー」のような、セキュリティ対策ツールを利用するのもおすすめ。接続するWi-Fiのセキュリティ環境をチェックでき、危険と判断されたアクセスポイントは非表示状態にもできて便利です。

FFRI安心アプリチェッカー

2.まとめ

公衆無線LANが街中の至るところに設置され、利用する側としてはとても便利です。しかし、公衆無線LANは便利な反面、悪意ある第三者が犯罪行為に使用するケースも。知らない間に、標的にされる可能性も十分にある訳です。

ぜひ、紹介した内容を参考に危険なアクセスポイントは避け、信頼できる公衆無線LANのみ利用してください。

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