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セキュリティ対策ソフトの選び方とおすすめ5選

「NICTER観測レポート2017」の発表によると2017年、1IPアドレスあたりのサイバー攻撃関連通信は56万件弱にものぼったのだとか。つまり、コンピュータ1台(1IP)あたり毎日1,500件ものサイバー攻撃が行われていた訳です。

「自分は大丈夫」と言っていられるレベルではありません。では、増え続けるサイバー攻撃に対して、どのような対策が取れるのでしょうか?セキュリティ対策の基本は、最新盤の「セキュリティ対策ソフト(ツール)」を導入することです。

そこで、今回はセキュリティ対策ソフト(ツール)の選び方と、おすすめ対策ソフト5選をご紹介しましょう。

NICTER観測レポート2017

▶︎目次

1.セキュリティ対策ソフトの選び方

セキュリティ対策ツール、セキュリティ対策ソフトと一括りにしていますが様々な企業が商品を展開しています。当然、各対策ソフトごとに特徴があり、どれでもいい訳ではありません。では、セキュリティ対策ソフトの選び方を見ていきましょう。

セキュリティ性能

セキュリティ対策ソフトと言っているだけに、「セキュリティ性能」の高さは大前提です。セキュリティ性能の比較には調査機関の発表している「ウイルス検出率」を。できれば複数の調査機関のデータを比較すると、より正確な判断ができます。

また、最近はOSやソフトウェアの設計的な脆弱性を標的にしたサイバー攻撃も増えてきています。いくらウイルス検出率が高くとも、ソフト自体に脆弱性があったのでは不安が。「脆弱性対策機能」もチェックしておくとより安心でしょう。

動作の軽さ

「動作の軽さ」も、セキュリティ対策ソフトを選ぶ上では欠かせないポイント。実は、セキュリティ対策ソフトは非常に動作が重い(演算領域を占める)です。1つのコンピュータに2種類以上インストールすると、まともに動作しなくなるほど。

企業では様々なソフトウェア(アプリケーション)を活用しながら、日々の業務を行っています。もし、1つでも重いソフトが入ると、他のソフトの動作にまで影響することに。数秒,数十秒の差であっても積み重なれば効率に影響します。

操作性

セキュリティ対策ソフトには「操作性」も求めたいところ。セキュリティ対策ツールは専門性の高いものだけに、どうしても管理画面が難解になりやすいです。管理画面はできるだけシンプルなもの、初心者でも簡単に操作できるものを。

操作性と同様に、「サポート体制」も要チェックです。いくらセキュリティ対策ソフトを導入しても、サイバー攻撃の被害に遭うリスクはあります。万が一、コンピュータに異常が発生したとき、サポート体制が整っていれば相談しやすい訳です。

2.セキュリティ対策ソフトのおすすめ5選

セキュリティ対策ソフトを選ぶポイントは「セキュリティ性能」「動作の軽さ」「操作性」の3つ。しかし、対策ソフトを探してみると、有名どころだけで10件以上あり迷ってしまいます。そこで、セキュリティ対策ソフトをおすすめ5選にまとめてみました。

ノートン

「世界シェアNo.1」を誇るセキュリティ対策ソフト。ウイルス検出率もここ数年は世界トップクラスを維持しています。また、操作性が非常に高く、ワンクリックでアップデートからスキャン、クリーニングまでできるので初めての方にはぴったりです。

  • ベーシック(Windows限定1台)…2,980円/1年
  • スタンダード(PC2台/モバイル1台)…3,230円/1年
  • デラックス(PC/タブレット合計3台)…5,480円/1年〜
  • プレミアム(PC/タブレット合計5台)…7,980円/1年〜

ノートン

EAST

動作の軽さで比較すると世界トップクラスのセキュリティ対策ソフト。ネット上の口コミを調査しても、「動作が軽い!」という評価が目立っています。「キヤノンITソリューションズ」が設計・販売しているだけに、サポート体制にも安心です。

  • EAST パーソナルセキュリティまるごと安心パック(PC1台)…600円/1カ月
  • ESET Endpoint Protection Standard(スパイウェア対策)…要問い合わせ
  • ESET Endpoint Protection Advanced(総合セキュリティ)…要問い合わせ

EAST

ウイルスバスター クラウド

ノートンと同様に、世界トップクラスのウイルス検出率を維持しているセキュリティ対策ソフト。国内シェアNo.1なだけに日本人向けの設計で、操作性も申し分ありません。ただし、他のツールと比較すると、少しだけ動作は重めな印象です。

  • ウイルスバスター クラウド(PC/モバイル合計3台)…12,780円/3年

ウイルスバスター クラウド

カスペルキー

ネットワークセキュリティ大国「ロシア連邦」に本社のあるKaspersky Labの提供するセキュリティ対策ソフト。ウイルス検出率が高いのはもちろん、小規模・中規模・大規模と事業規模に合わせたツールを提供しているのも魅力的です。

  • スモール オフィス セキュリティ(PC/モバイル合計5台)…15,984円/1年
  • Endpoint Security for Business ADVANCED…要問い合わせ
  • Threat Management and Defense…要問い合わせ

カスペルキー

ZEROスーパーセキュリティ

世界最大級の防衛ネットワークを構築しているセキュリティ対策ソフト。全ユーザー(約5億台)と連携することで、最新のウイルスにも瞬時に対応が可能に。ランサムウェア(身代金ウイルス)にも対応し情報漏洩を防いでくれます。

  • ZEROスーパーセキュリティ1台用マルチOS版(PC/モバイル合計1台)…3,380円/永久
  • ZEROスーパーセキュリティ5台用マルチOS版(PC/モバイル合計5台)…7,980円/永久

ZEROスーパーセキュリティ

3.まとめ

サイバー攻撃が年々増加する現状、企業として「セキュリティ対策ソフト(ツール)」の導入は必須と言えます。むしろ、セキュリティ対策ソフトを基本に、他のセキュリティ対策ツールを組み合わせることでより強固な体制を整える必要が。

セキュリティ対策ソフトを選ぶポイントは「セキュリティ性能」「動作の軽さ」「操作性」の3つ。特に、ウイルス検知率は十分に比較した上で、導入する対策ソフトは選ぶべきです。多少コストがかかっても、安心できるツールを選びましょう。

紹介したセキュリティ対策ソフトは、どれも世界的に評価の高いものばかり。ぜひ、対策ソフト選びの参考にしてください。

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